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猫のゴロゴロという音はどこから出しているの?
2015年04月07日
スマイリアの川元です。
ゴロゴロとのどを鳴らすのは、猫の大きな特徴のひとつです。
でも、このおなじみの音がどこからどのような仕組みで出ているのかは
いまだに解明されておらず、専門家の間ではさまざまな説が唱えられています。
そのひとつが仮声帯説。
猫には普通の声帯とは別に喉頭質皺壁(こうとうしつしゅうへき)と呼ばれる仮声帯があり、
その部分ののどの筋肉が振動することによってあのゴロゴロ音が出ているというものです。
このほかにも「気管と横隔膜の筋肉が振動するため、それがのどへ伝わる」
「静脈血が腹部から胸部に入るときに血流が乱れ、胸の空洞内で反響する」という説や
「動脈の血管の壁に血液が強く当たり、その音が体中に共鳴する」などの説がありますが、
どれも確証を得られてはいません。
こんなにも科学が発達しているのに未解明なのは不思議な気がしますが、
実験で確かめようにも機器を付けると猫は緊張してゴロゴロといわなくなるのでなかなか難しいとか。
猫の不思議のひとつですね。