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犬に洋服を着せるのってかわいそうなこと?
2017年02月06日
スマイリアの川元です。
犬に洋服を着せていると、「飼い主の自己満足や趣味でやっている」と思う人がいますが、
洋服を着せる利点はおしゃれ以外にもいろいろあります。
毛の短い犬の場合、洋服は夏の直射日光や輻射熱から肌を守ったり、冬は防寒の役目を果たしたりします。
イタリアン・グレーハウンドやドーベルマンなど超短毛の犬は、夏場クーラーを寒がるために、
場合によっては夏も洋服を着せる必要があります。
また、洋服を着せれば、抜け毛をまき散らす量がかなり減ります。
雨の日にレインコートを着れば泥よけにもなり、散歩後のことを考えると
飼い主の負担がぐっと少なくなります。
洋服を着せるためには、体を触られるのに慣らすことが重要。
飼い主が体のどの部分に触っても嫌がらず、「安心する」と感じるようになれば絆も深まります。
愛犬に服を着せる前に、まずは胸、背中、脚、しっぽなどを優しく触られることに慣らしましょう。
触られても平気そうであれば、ノースリーブタイプの洋服からトライ。
袖のない洋服なら、前脚を通すときに苦労をせずにすみます。
袖つきの服はノースリーブに慣れてから挑戦してみましょう。
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犬はお散歩すれば爪切りは必要ないの?
2016年09月30日
スマイリアの川元です。
お散歩のときに、コンクリートやアスファルトの上ばかり歩いている犬の爪は少しずつ削れていきます。
しかし、アスファルトの上ばかりお散歩させているからといって、爪切りが必要ないわけではありません。
地面に接触しない爪(狼爪/ろうそう)もあり、その爪だけは摩擦することなく伸びます。
また、老犬になって運動量が減れば、爪が減らなくなるため、いずれは定期的な爪切りが必要になります。
爪切りを見ただけで逃げ出す犬は、「爪切り」という物と嫌な体験が結びついてるから。
爪を切るときに体を押さえつけられた犬は「またあんなことはごめんだよ!」と思っているのです。
犬にとっては敏感な部分。
嫌がる犬を無理やり押さえつけて切ったり、爪を切りすぎて痛い思いをすると、爪切りが大嫌いになります。
爪を切るときは無理強いせずに、短時間で終わらせるようにして慣らしていきます。
子犬のころから、1本爪を切るたびにごほうびを与えるなど、爪切りと楽しいことを関連づけ、
印象をよくしていきましょう。
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脚が痛そうだけど外傷はなし。これって仮病?
2016年07月15日
スマイリアの川元です。
脚を引きずるので病院に連れていったけれど、どこにも異常なし。
さっきまで痛がっていたのに、数分後にはピンピンしている、
犬はそんな不思議な行動をとることがあります。
飼い主の仕事が忙しい、新しい家族ができたときなど、犬に対して関心や愛情が向かなくなると、
犬は飼い主に振り向いてもらいたい一心でこうした行動をとるのです。
過去にケガをしたとき心配してもらったことや、大事に扱われたことを思い返し、
同じ状況をつくろうとしているのでしょう。
仮病の目的は飼い主に振り向いてもらい、注意を引くこと。
飼い主や家族がいない場合は意味がないのでやりません。
誰もいない場所、見ていないときでも同じような症状があれば、
関節など、どこかに痛い箇所があるのかもしれないので動物病院でよく調べてもらいましょう。
仮病だった場合でも、叱ったり、そのまま放っておかず、犬に対する愛情を示して安心させてあげましょう。
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犬も人間の赤ちゃんと同じように夜泣きするの?
2016年06月04日
スマイリアの川元です。
夜、犬がクンクンと鳴くのは、ひとりぼっちがさびしくて、親や仲間を呼んでいるのです。
さっきまでリビングで家族と過ごしていたのに、急に自分だけ別の場所に連れて行かれたら、
仲間はずれにされたような、さびしい気持ちになってしまうのでしょう。
とくに家に来たばかりの時期は、母犬や兄弟犬と離れて間もないために、
ひとりぼっちになると不安を感じます。
飼い主のニオイのついたタオルを寝床に入れてあげたり、
ひとりでいることに慣れるまでは、寝室の隅にベッドを置いてあげるなど工夫しましょう。
静かに過ごせるようにハウスに布をかけてあげるのも手。
ひとりで過ごすことに少しずつ慣れさせていきます。
犬に必要な睡眠時間は人間より長く、1日12~15時間です。
子犬の場合は合計すると1日20時間も眠っています。
毎晩夜鳴きをする犬の場合、日中にたっぷり運動させたり、
満足するまで遊んであげているかもう一度確認しましょう。
1日の運動量が十分に足りている犬は、遊んでもらえた満足感と疲れで、夜はぐっすり。
「とにかく眠いや・・・」と夜鳴きもせずに眠ってしまうはずです。
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どうして動物病院を嫌がるの?
2016年04月29日
スマイリアの川元です。
動物病院に連れて行くのがひと苦労という犬は多いようです。
これは、犬が持っている動物病院の記憶が、
「ココに来たとき、とても痛かった。すごく嫌なことをされて苦しかった」というものだからです。
過去の経験から「また、あんなことをされてはたまらない」と、動物病院が大嫌いになってしまったのです。
そうすると飼い主も大変なので、緊急事態にならないかぎり連れて行かず、年1回の予防注射だけということに。
病気やケガ、予防注射のときに無理やり連れて行くので、また印象を悪くするという悪循環になります。
犬が持っている動物病院のイメージをよくするには、動物病院と楽しいことを結びつけて覚えさせること。
子犬のころから散歩のコースに動物病院を入れておき、病院の前でおやつを与えるなどして慣れさせましょう。
検診や相談、ペット教室などあれば利用して、動物病院という場所に慣れるようにするとよいでしょう。
痛い、苦しいときだけ動物病院に連れて行くと、嫌な記憶と結びついてインプットしてしまいます。