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猫があまり水を飲まないけど大丈夫?
2015年03月21日
動物が生きるためには水が不可欠。もちろん猫も例外ではありません。
ただ、猫はもともと乾燥した砂漠地帯出身の動物なので、
それほど飲まなくても生きていくことができます。
猫の体は、体内の少ない水分を効率よく使い、凝縮したオシッコを出す”砂漠仕様”。
主に獲物とする小動物の体内水分量でまかなえるようにできているのです。
足りない分を飲み水で補給していたため、水そのものを飲むという習慣があまりありません。
でも、主食にしているフードによっては水分をたっぷり取らないと病気になる恐れがあります。
ウェットタイプのフードは70~80%が水分なので問題ありませんが、
ドライタイプには10%しか水分が含まれていないので注意が必要です。
ドライタイプのフードを中心に食べさせている場合は、水を飲む量が少ないと尿路結石、
膀胱炎、腎不全などの泌尿器系の病気にかかる危険性が高くなります。
猫が水を飲みたがらないときは無理に飲ませようとせず、食事で水分がとれるよう工夫してあげましょう。
前述のようにウェットタイプのフードは水分含有量が多いので、切り替えてみるのも一案。
また、煮た野菜をドライフードに混ぜたり、煮干しやじゃこでだし汁を取って
とろみあんかけを作り、あんかけにするなどもおすすめです。
水の代わりにミルクを与える場合は、必ず猫用のミルクを使用します。
牛乳だと乳糖を消化できずに下痢になることがあるので注意しましょう。